コラム
韓国語のしくみ
韓国語が実際どう動いているかを、日本語話者の基準で説明する長めの記事です。決まった曜日ではなく、書き上がったときに公開します。
発音
- 日本語にない韓国語の音 — 「コギ」か「ゴギ」かで悩むのをやめる韓国語の子音は「濁るかどうか」で区別されません。日本語話者が最初につまずく三系列(平音・激音・濃音)と、「オ」「ウ」が二つずつある母音を、日本語の音と並べて説明します。
- パッチム(받침)— 日本語の「ん」は、韓国語の三つの音を隠している산・삼・상は日本語の耳にはどれも「サン」。でも韓国語では別の単語です。日本語話者がすでに持っている口の動きを使って、パッチムの7つの代表音を整理します。
- 連音化(연음화)— 한국어 が「ハングク・オ」ではなく「ハングゴ」になる理由日本語は「原因」を「げにん」とは読みません。韓国語は読みます。パッチムが次の音節に移る連音化を、日本語がやらない現象として整理し、代表音のルールとの関係まで説明します。
語彙
- 漢字語(한자어)— 日本語話者は語彙をすでに半分持っている도서관・준비・약속が「としょかん・じゅんび・やくそく」に似ているのは偶然ではありません。音読みから韓国語の漢字音への変換にはほぼ例外のない規則が三つあり、それを知るだけで覚えるべき単語が大きく減ります。
- 外来語(외래어)— カタカナ語は韓国語に変換できる스트레스・프로그램・택시。日本語も韓国語も同じ英語を借りて、同じようにばらしました。違うのは埋める母音と、語末の処理だけです。しかも日本語を経由して入った語が多く、英語話者には通じない和製英語がそのまま通じることがあります。
- 接尾辞(-적・-화・-성・-률)— 日本語の -的・-化・-性・-率 はそのまま動く。ただし「率」だけ別的な→적인、的に→적으로、化する→화되다。日本語の四つの接尾辞は語だけでなく文法まで韓国語に対応します。唯一ずれるのが「率」で、韓国語では 률 と 율 に書き分かれ、その分かれ方には規則があります。